朝の通勤時の電車が中学生にジャックされていた。
社会科見学?普段乗りなれない通勤電車に中学生たちは興奮しているようだった。
人の波に流されることだけでワーキャー騒いでいた。
…うるさい。
男の子はみんなエヴァンゲリオンの碇シンジみたいな見た目だった。
ひょろっとしてて頼りない体をしている。たぶん中学2年生だと思う。
だけど彼らは碇シンジと違って、父親はネルフの上層部の人間じゃないし
使徒と戦う使命も帯びてない。
普通に育った碇シンジはこんな感じになるのか~
などと呑気に思ってはいられなかった。
…うるさい。
どうやら、この中学にはヤンキーがいないようだ。
ヤンキーがいれば、調子に乗った態度を取るのはヤンキーの役目。
ヤンキーがいないので碇シンジたちはまるでヤンキーのように横暴な態度をとっている。
ヤンキーの重要性を感じた。
あいつらは普通の生徒が調子に乗らないように牽制する役目を負っていたのだ。
それにしても
…うるさい。
私の後ろに立っている碇シンジは複数の女生徒に囲まれて会話をしているが
バシンバシン私にぶつかってくる。
痛覚がないのかな?人にぶつかっている意識がなさそうだ。
しかも会話の内容が
「お前、なんでそんなまな板みたいな胸なわけ~?」とか
「お前はそのままだと将来垂れそう!」とか
主におっぱいの話!朝からおっぱい!!しかも女生徒本人の前で!
性の乱れを感じた。
庵野さん、心配しなくても現代の碇シンジたちは「人類補完計画」をすでに成功させてるみたいです。
私の中の中2に対する好意的な感情はかなり低くなった。
夜、久しぶりに残業した。
仕事が終わってなかったけど、
「明日の私が頑張るだろうから今日はもう帰ろう」
と言って帰り支度をしていたら、
それを聞いていたあずにゃんが
「明日の自分を信じてるんですね☆」
と言ってきてくれたので
「いつだって明日の自分を信じてるよ!」
と返事したら
「ポジティブ~~♪」
と言ってくれた。
どうしても一杯飲んで帰りたかったので
暇してるであろうトクちゃんに電話したらやっぱり暇してたので飲むことにした。
一杯だけ飲んでサクッと帰るつもりが
お店を出たのは結局12時過ぎていた。
帰り際に
「明日の私は、ちゃんと頑張ってくれるかなぁ…。
ていうか、今日の私と明日の私はどう違うの…?」
とつぶやいたら、トクちゃんに
「おまえ、なに中2みたいなこと言ってんの?」
と言われてハッとした。
中2で始まり中2で終わった1日だった。