2017/02/21

初めての整体

先日、どうも寝違えてしまったらしく、
右の首から肩にかけてが痛くてたまらなかった。


何をするにも痛むので、
ちょうど出かける予定もあったし、
出先の近くにある整体屋を探して予約してみた。

家から3駅隣りの場所だから
もしとても良かったら通ってもいいかな、
なんて気持ちもあった。

12時から予約していたのだが、
行ってみて分かったが、
ここの営業時間は13時からだった。
電話で予約した時に

「寝違えたようで首が痛いんです。
14時から予定があるので
12時か13時くらいに予約出来たらしたいのですが」

と伝えたら、

「12時からなら空いてます」

と言われたので、
そのまま12時は営業時間かと思っていたら違ったようだ。

ありがたい。
そして、申し訳ない…。


お店に着いて、
営業時間前に開けてくださったことにお礼を伝え、
簡単なカルテを書き、
今の辛い所等を伝えると、
施術台に案内され、

「まず座って、首を左右に向けてください」

と言われたので言われたとおり
首を動かしてみた。

「どちらに回しても右肩が痛いです…」

と、伝えると、

と、言われた。

なるほど。
でも、今肩が痛いから
肩をなんとかしてほしいんだけど…。

という気持ちはぐっと我慢して
「わかりました」
と答えた。

そして、横になって施術開始…
かと思ったら、
肩ではなく、お腹に手を当てている。




内臓チェックですね。



続けてこんなことも言われた。


あ、これ、
やばいやつだ。
と思った。


変な水とか水晶とか売りつけられたらどうしよう。
そう思った。

とりあえず、

「まーーー、そうですねーーー。
嫌なことはしないようにしていますねーーー」

とよくわからない返事をした。

それからもずっと内臓チェック。
お腹を上から触ったり、
背中側から触ったり。
マッサージのように押すのではなく、
ただ手を当てている感じ。



時間が分からなかったけど、
随分と内臓チェックに時間かけるなぁ。。。
と思っていたらようやく
「起き上がってください」
と言われた。


何せ私は肩の寝違えで来ている。
内臓チェックはいいから
早く首と肩をなんとかしてほしい。

そう思っていたら、
また、「首を回してください」
と言われた。



驚いた


本当に驚いた。


何がどうしてどうなっているのか
まったく分からないけど
首が痛くなくなっていた。


もういい大人なので、
表には出さなかったけど、
正直催眠術にかけられてるんじゃないか、
と思うくらいだった。

だって、ほぼ内臓チェックしかしていない。
首を少し触られたけど、
マッサージのようなことは一切されていない。
骨をボキボキもされていないし、
とにかく、
内臓周りを触られることしかしていないのだ。

めちゃくちゃ感動した。
整体のイメージが覆された。

お会計のときに、
オトクな三回券を案内されて
食い気味に「買います」と答えた。





終わってからも
何がどうなってたのか本当にさっぱり分からない。
とりあえず、また来週行くので
今度はどんなことをされるのか確認しようと思う。



私は宗教とかにハマるタイプではないと思っていたけど
もしかしたらやばいかもしれない。


整体教に即入信した。


2016/06/14

井上公造さん

古今東西問わず、
いつだって世間を賑わせている芸能ニュース。
不倫、結婚、病気…
いろいろある。

有名税と言えばそれまでかもしれないけれど、
一般の人の多くが経験するであろう「結婚」や「病気」でさえ
いちいち大げさに取り上げられてしまうのには正直同情する。

ところで、芸能ニュースといえば、
必ず芸能リポーターが出てくる。
現在最も芸能界のあらゆる情報に精通している男といえば
井上公造さんだろう。

井上公造さんはなんでも知っている。
あなた、あの人とどんな関係なわけ?
と、聞きたくなるくらいなんでも知っている。
井上公造さんが言ってたことと事実が異なることもあるが、
みんな井上公造さんに状況を聞く。
そして井上公造さんは断言する。
「きっと3ヶ月後には入籍しますよ」
「今は大変な時期なんで見送っているんでしょうね」
などなど。

もし、私が芸能人で、結婚を考えている人がいたとして、
来年の自分の誕生日に入籍しようとか内々に決めていたとして…
こちらから何か発表する前に井上公造さんが
「来年の誕生日に入籍すると思いますよ」
ってワイドショーなどで言っていたら、
なんかイラつく気がする。
井上公造さんが言ったから、誕生日に入籍したみたいじゃん。
先に言うなよ。
もう変えるわ、入籍日変更するわ、なんだよ井上。
ってなると思う。

だから井上公造さんはたまに予想を外すんだと思う。
予想しなければ当たっていたのかもしれない。
井上公造さんが予想を発表した時点で
その事実は「当たっている可能性50%」「当たっていない可能性50%」
まるでシュレディンガーの猫だ。

それを自らの要素で変えてしまう。
観察者は観察している時点で観察物に影響を及ぼす。
井上公造さんは仕事をこなしているだけで芸能界に大きな影響を及ぼしている。
物理学的に。

2016/03/10

今の職場には、仕事で使う資料などを保管してあるキャビネがある。
そのキャビネには鍵がかかっており、その鍵は私が管理している。

そして、今日、
私はその鍵を家に忘れてきてしまった。

そのキャビネにしか入っていない資料を使う必要があったため
急遽、業務時間中に、家に鍵を取りに帰った。

仕事中に家に帰る経験なんてそうそうないもので
不謹慎ながら、ワクワクしてしまった。

「せっかくだからちょっとシャワー浴びちゃったりしようかしら。
会社戻ったら、
『あら、まちこさんなんかスッキリしてない?』
とか言われちゃうかしら、ふふふ」

なんて思いながら電車に乗っていると、
ふ、と「業務中にシャワー」
というキーワードで、過去の記憶が蘇った。



昔々、私がまだ20代前半の若かりし頃、とある雑誌の編集部でバイトをしていた。
そのバイト仲間の一人にAさん(女性)がいて、Aさんは編集者のO(男性)さんが好きだった。
Oさんに自分をアピールしたかったAさんは、撮影スタジオでのアシスタント業務中に、Oさんに



と、言った。
(その撮影スタジオにはシャワーもついていた)
Aさんのあまりに堂々とした発言に、思わず。



と答えた。

しばらくして、本当にシャワーを浴びてきたAさんは
手に何かを持って帰ってきた。
思わず誰かが「それ何?」と聞くと。
Aさんは



と答えた。

どうやら「シャワーを浴びる」「下着を見せる」というのが
Aさんなりのセクシーアピールだったらしい。

でも、Oさんはドン引いていた。
というかみんなドン引いていた。

その後もAさんはいろいろOさんにアピールしていたらしいが
Aさんの恋がうまくいったという話は聞かなかった。





ちなみに、鍵は無事見つかって、資料は渡せた。



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2016/02/23

アドバイスばばあ

職場のCさんと一緒に社食でランチした。
Cさんは32歳独身女性。
多くのお食事会(と称する合コン)を経て、
ついに2週間ほどまえに彼氏が出来た。

私「どう?彼とは順調ですか?」
C「おかげ様で~!まだそんなに日が経ってないですけどね~」
私「今が一番楽しい時期ですよね~」
C「そうなんですよ!あのね、先週末彼と会った時に、なんと手紙を書いてきてくれたんですよ」
私「え!手紙??」
C「そー、手紙!中には『付き合えて嬉しい』とかそういう自分の気持ちが書いてあって、
 うわーー、なんて可愛い人なんだろーーって思ったんですよ~。でもね
私「どうしたの?」
C「でもきっとこんなことしてくれるの今だけなんだろうな。。。きっと数ヶ月もしたら俺様な感じになるんだろうな
 本性が現れてうまくいかなくなるんだろうなて思うとまだ完全に心が開けないんですよ
私「それやばいよ!独り身症候群だよ!」
C「え?は?」
私「独り身が長くなるとね、、、うまくいきそうな恋が始まると、その幸せに慣れなくて
 『これは何かの罠だ。またすぐに独り身に戻るんだ。その時のために心の武装をしなければ』
 って心の保険をかけるようになって、相手の好意を純粋に受け入れられなくなるの!それが独り身症候群」
C「あーーーーーー、あります!それです!でも、でもまだ保険かけていたい彼を信じたいでも~~~」
私「大丈夫です。きっとその彼が本当に良い人ならば、
 独り身症候群のCさんをさらに大きな心で包み込んでくれるはずです」
C「それまで待っててくれるでしょうか…」
私「待っててくれないかもしれないと不安になったら心を開くのです。想像してみてください。
 もしその彼と別れたら、またお食事会(という名の合コン)をいくつも行い、
 新しい誰かと0(ゼロ)から関係を構築しないといけないのですよ
 面倒じゃないですか?またあの日々を繰り返すのですか?」
C「嫌ですううううう~~~~~~~!分かりました!私、今の幸せを楽しむようにします!」
私「そうです。それが良いのです。。。日々を楽しみなさい。」


社食が最終的に占いの館みたいになった。

2016/02/22

断捨離と脱毛

ここのところ2年連続で引っ越ししている我が家。
今年も引っ越しする可能性がかなり高くなってきた。
まだ引っ越すかどうか分からないけれど、いつでも動けるようにしよう。
と思い、今の仕事は6月いっぱいで辞める旨を勤務先に伝えた。
(なぜ6月かといえば、引っ越すとしたら7月になるため)

①いつでも引っ越し出来るようにしよう。②仕事辞めて収入がなくなる。
この2点の事実を考えた時に、浮かんできたのが
「ミニマリスト」「シンプルライフ」「断捨離」のワードだった。
幸いにして?巷は「ミニマリスト」ブームだし。

そこで私は調べた。本を読んだりネットを徘徊したり。
結果、分かったことは
「私はミニマリストにはなれない。シンプルライフを目指すのがせいぜいだ」ということ。
ミニマリストだと極端に物がなさすぎる。
ミニマリストの方々からよく出てくるセリフ=「スーツケース一つの量で生活したい」
これがすべてを物語っていると思う。
いやぁ、これは無理だぁ私には
ミニマリストの考え方は否定はしない。結局、本人が楽しければそれでいいのだもの。
ただ、私は無理だぁ。。。

そういうわけで、ミニマリストは無理だけど、「断捨離しつつ、シンプルライフを目指す」
なら出来るのはないかと思い至ったわけだ。
(ちなみに、シンプルライフの定義は詳細は理解していない。今度ちゃんと調べようと思う。
今はなんとなく、「お気に入りの厳選されたものだけに囲まれて暮らす、素敵ライフ」と認識している)

まずは手っ取り早く、かつ効果が見えやすい、服や靴を捨てることを決意した。

服を捨てる
簡単な話に聞こえるが、改めて真摯にこれに向き合うと中々奥が深い。
服…それはなんのために着るのか。
裸を隠すため、寒暖から身を守るため、自分の体のデメリットを隠し飾るため。
さらに、TPOに合わせた服装を心がけるとなると、その理由はさらに増える。

服や靴を処分するにあたり、今現在~これからの自分を考えつつ、取捨選択していった。

・ヒールの高い靴。夫と私は身長差があまりないため、一緒に出かけるときにはもう履かない。
 それに、高いヒールを履いて周りを威嚇するような、自分を鼓舞するようなことももうないはず。
・短いスカート。年齢的にも体型的にもいろいろきつい。もう履かない。
・サイズの合わなくなった服…考える余地もない。いらない。
・お気に入りすぎて着倒してボロボロになった服…いろいろ思い出あるけどいらない。
・着るかも…と思って1年以上着ていない服。きっともう着ない。

こうやって振り返ってみると案外普通…
むしろなんで取ってあった?なんでもっと早く捨てなかった??

とにかく!こうやって一気にいろいろ捨てた結果、クローゼットが半分空いた。
それに、最近のファストファッション流行りで、なんの意識もなく服を買うことが常態化していたが、
改めて自分に何が必要で、何が必要でないか、今後どんな服装をした人間になりたいのか、
ゆっくり整理することができた。

クローゼットの中も、自分の中もなんだかスッキリして気分がよくなる!
これがミニマリストの方々言っている「捨てハイ」か!!
(※捨てハイ=物を捨てることでテンションが高くなること)

とにかく気分がいい。もっと捨てられるものはないのか、家中探したくなる。

そして、これと同じ感情を過去にも感じたことがあることを思い出した。

それは…




脱毛。

妙齢の女性の多くは経験したことがあるであろう、永久脱毛。
かくいう私も経験者である。

脱毛は、今まであれだけ悩まされていたのがなんだったのか、
本当に本当に不思議になるくらい、スッキリ楽になる。

一番有名で、一番目に見えて楽になれる脇、あれを最初に私はいくつかの箇所をやった。
もう後半はやらないなんて馬鹿!他に出来るところはないか!?
と、探しまわったほどだ。


断捨離はそれに似ている。


つまり、いらない服や靴はムダ毛。
「ムダ毛なんてない方がいい!」
妙齢の女性には声を大にしておすすめしたい。


「断捨離と脱毛は絶対にやってみろ!楽になるから!!」

と。





2015/11/30

幸福そうに見える夫婦と、いらついている妻


先日の雨降りの日の話、、、
その前に、我が家の朝の様子を説明しよう。

夫は朝6時に起きる。妻はまだ寝ている。
夫は一人でワイシャツにアイロンをかけ、朝食を作り、出勤の準備をする。
妻はずっと寝ている。
夫は7時半に家を出る。
その時に妻に声をかけて起こす。
妻はうにゃうにゃ言ってすぐには起きない。
いや、起きる時もある。
たまに、週に1回程度の、ペースで起きて、夫を見送る。
妻はその後リビングの革のソファに座って朝の情報番組を見る。
見ながらボーッとして、10分ほど過ごし、8時近くになってようやく、出勤の準備を始める。

妻が朝必ずやることはいくつかあるが、そのうちのかなり上位にくるのが、天気予報のチェック。
これを欠かすことはまずない。
TVの天気予報も確認するが、天気予報アプリを使って、細かく時間毎の天気や気温もチェックする。

ちなみに、この時、妻は自分の実家地域の天気予報も一緒にチェックする。
天気や気温が今住んでいるところと大きく違えば違うほど、
実家から遠く離れたところにいることを実感出来るからだ。

さて、そうやって支度を整えて、妻も出勤をする。


最初の話に戻そう。
それは先日の雨降りの日だった。

妻は仕事をほぼ定時に終えて、帰りがけにスーパーに寄って夕飯の材料を買って帰った。
その日、夫は会社の飲み会があるとかで、夕飯はいらない。とのこだったので、
妻は自分が食べる分だけの簡単な夕飯を準備して、サッと食べて、パッと片付けた。
その後、お風呂に入り、パジャマに着替え、
もう夜にもなると冷え込む時期だったので、リビングには暖房を入れて、加湿器もつけて、
すっかりくつろげる状態でいた。
そして、作ったばかりのハイボールをサイドテーブルに置いたら、ソファに横になって、最近また読み返している京極夏彦の「塗仏の宴」という分厚い本をめくった。
それは妻にとって最高に幸せな時間だった。

そうでしょう?これが幸せでないと言うなら何が幸せか。
妻はもうあとは寝る以外のことは何もしたくなかった。

その時、夫から連絡があった。

「今から帰るが、傘が無い。申し訳ないが駅まで迎えに来てほしい」

妻はそのメッセージを読んで舌打ちした。
夫が幸せを壊したからだ。

だが、仕方ないので迎えに行くことにした。
パジャマの上は着替えずにそのままコートを羽織った。
パジャマの下はギンガムチェックの柄がいかにもパジャマ、な感じがして、
着替えないわけにはいかなそうだったので仕方なく着替えた。
頭はボサボサだったからニット帽をかぶって誤魔化した。
靴下を履くのは嫌だったので、素足でUGGのブーツを履いた。

そうして傘を2つ携えて妻は駅へ向かった。
心中は穏やかではない。
今日は朝から天気予報で「午後は雨になります」と言っていた。
それなのになぜ、傘を持たずに出かけるのか理解が出来ない。
妻は確かに必要以上に天気をチェックするが、
それにしても朝テレビをつけていれば否が応でも天気の情報は入ってくる。
傘がなくて困るのは自分…夫自身なはずだ。
(だがしかし、今回の場合、夫が傘を持っておらず困っている…迷惑がかかっているのは妻だ)

そうやってイライラしながら駅についたら、妙にニヤニヤした顔の夫がいた。
手には近所で有名なお菓子屋の袋を携えていた。
「これ、迎えに来てくれたお礼」と渡してきた。
妻は思った。
「このお菓子を買うお金でビニール傘が買えたのでは?」
ムスッとした顔で妻はお菓子を受け取り、代わりに傘を夫に渡した。
そして二人は一緒に家まで歩き出した。
ふと見ると、夫はまだニヤニヤしている。
「なんで笑ってるの?」と妻が聞くと、
「だってね、独身じゃ雨の時、こうやって迎えに来てもらうことは出来ないよ。
結婚したからなんだよ、いいよね、こういうの」
と夫は変わらぬ笑顔で答えた。


それを聞いた妻もニッコリ笑って二人は一緒に同じ家に帰った。
ああ、なんて幸福そうな夫婦なんでしょう。




…て!思うかーーーーーーーーー!!!馬鹿!!
私の幸せをぶち壊しておいてよく言うわ!!
迎えになんか行きたくねえし!!
寒い雨の中!!
こっちはもうあと寝るだけだったんだよ!
お酒飲みながら京極夏彦の妖怪の事件の世界に浸っていたいんだよ!
一歩も外出たくないんだよ!!!!
てめえ、ちゃんと朝の天気予報見やがれよ!!
見てたのに傘忘れたとしたら、とんだ確信犯だよ!!



朝の天気予報チェックを欠かさないことは、幸福な夫婦の必須条件である。


2015/05/14

始めました

正直に話そう。
これは日記だから。
かつてアンネ・フランクは、日記にキティと名前をつけ、
そのキティに話かけるという形式で文章を書いていたが、
私もこの日記を擬人化し、それに話かけるつもりで書こう。
いや、話かけるといよりは、教会で神父さまに懺悔するに近いかもしれない。

とにかく、これは、誰にも言っていない告白である。


昨年5月、私は結婚式をした。
花嫁になったのである。
花嫁といえば、その日世界で一番美しく輝いている人である。
しかし、何もせずとも美しく輝ける訳ではない。
本人の努力も必要である。

私は努力した。それなりに。他人の手を使って。
つまり…エステに行ったのだ。
それなりに効果はあった。
自己ベストではなかったが、やらないよりマシだった。


あれから1年。
努力…もとい、エステはは結婚式が終わったと同時にやめた。
そして、私は1年で10kg太った。

10kg!!10kgである!
生まれたばかりの赤ん坊はだいたい3kg1歳児の平均体重は約10kg
つまり成長著しい赤ん坊でさえ、1年で7kg程度しか増えないところ、
成長はすでに止まり、あとは下降のみのアラフォーが1年で10kgである!

私は今、恐怖に慄いている。
恐ろしくて誰にも言えなかった。
周りは皆、実は気がついていたかもしれない。
あまりの恐怖に口をつぐんでいたのかもしれない。

私は今、この恐怖と戦っている。

脂肪軍による侵攻はもうこれ以上許せない。
防がねばならないが、我が砦はもうボロボロで防ぎきれず、この体たらくだ。
そして、防戦一方(つまり何もしない)だった状況から、攻めに転じると決意した。



つまり…


今日からスープダイエット始めました。

2015/01/13

キッチンノイローゼ

東京生まれ埼玉育ちオリーブ少女はだいたい友達、そんな独身アラサーサブカル女子(笑)だった私はアラフォーになり、転勤族の夫と結婚し兼業主婦になり、新婚早々に別居婚になった。
たった1~2年の間に突然いろいろ変わった。

そして以前は恋だの愛だの萌えだの合コンだのアイドルだの宝塚だのわめいていたのが、すっかり興味が「生活」へと移っていった。
「生活」つまり、衣食住である。
誰しも衣食住には興味のあるところであろうが、私の最近の興味は「この冬流行のカラーを取り入れた一目おかれるファッション」でも「北欧風インテリアでくつろぎリビング」でも「ホームパーティーで褒められるメイン料理」でもなく、
「キッチンシンク周りの効率的な収納方法」や「押し入れをクローゼット風に使う方法」や「野菜を長持ちさせるコツ」などである。
はっきり言っておしゃれな悩みではない。主婦丸出しである。自分でも驚きである。人は環境によりここまで変われるのかと。そして実感した。衣食住とはとても大きな問題であり、これらが片付いていないと趣味への関心を向けることができないのだと。

さて、冒頭でも記載した通り、私は現在東京のとある会社に勤めているが、夫は昨年から関西に異動になり現在別居婚の真っ最中である。
そんなユニコーンも真っ青の大迷惑な人事異動であったが、金銭的にも体力的にも別居婚は大変だ。本当に大変だ。いや、ほんと、まじで。もし、友人が別居婚(離婚準備のものでない)をすることになったら全力で止める。やめた方がいい。

そういうわけで、別居婚の大変さが身に染みた私は会社を辞め、関西に引っ越しすることにした。
おかげで目下の悩みは新居での家具の配置、キッチンの収納などである。
現在の家はカウンターキッチンのいわゆる対面式キッチン。新居は壁側にキッチンが並んでいる壁付式キッチン。
毎日毎日新居の収納について考えている。はっきり言って、仕事中もずっと考えている。会議中もキッチンのことを考えている。資料作成中ももちろんキッチンのことを考えていて、隙あらば検索などもしている。それでも気が収まらないので、資料を作ってるふりしてパワーポイントで間取り図を作成したり、キッチンの棚の中をどう整理するか、図解して作成したりしている。

家に帰ってももちろんキッチンのことを考えている。熱意が暴走して今使っているキッチンの整理整頓や収納の創意工夫(どうでもいいが、キッチン周りの収納をいろいろ調べていると、まさに創意工夫としか言いようのない、素晴らしいアイデアがたくさんある。世に出ている売れ筋発明グッズの多くを主婦の方々が発案した。という話をたまに聞くが、ものすごく納得できる)をしたりしている。

つまり私は最近キッチンのことしか考えていない。
正しくはキッチンの収納のことしか考えていない。

助けてほしい。キッチンのことばっかり考えてしまうので、キッチンのことを考えないようにしたい。ああ、キッチン、悩ましい君。いつもそばにいて、頼りになる君。でもきちんと相手しないとすぐに汚れて見たくもない醜い姿になってしまう君。しかし、君なしには生きていけない。だから私は君のことばかり考えてしまうんだよ。いつもスマートできれいな君でいてほしいから。

まじ、ノイローゼになりそう。






2013/05/29

もしかしたらこういう手段で職業の向き不向きを選定しているのかもしれない

人材紹介エージェントの登録の為に渋谷まで行った。

メールで送られてきていた住所のビルに行き、
受付で担当者を呼び出し待つこと数分
いかにも「営業マンっす~~」という感じの若い男の子が出てきた。
挨拶もそこそこにオープンスペースにあるテーブルに案内される。

「えっと、ではまず当社の案内からさせて頂きますね」
と言って、パンフレットを元に案内をされる。
黙って「はい」と言いながら聞く私。
その後、「じゃあ、まちこさんの職歴を伺わせてください」
と言って私が事前に送っていた履歴書と職務経歴書を出してきた。

私はここ数週間で5回ほど面接を受けており、
何も見なくても自分の経歴をスラスラと言えるようになっている。
マニュアル化されてる?と、自分でも疑いたくなるほどきれいに自己紹介を行った。
担当者の人は若いだろうがさすがこなれた営業マンといった感じで
私が提出した書類に書かれていない(わざと書かなかった)ことなどを要所要所で質問してきた。
それらの質問に都度答えていくと、でた。

やっぱり。

あのワード。

「なるほどですね~」


心のこもっていない。

あの言葉。

営業マンが使う言葉ランキング1位!(当社調べ)

の、あのセリフ。


その後も出てきた。
数を数えたら約1時間のうちに15回は言っていた。


途中「なるほどですね~」を2,3回連発するものだから
その後に「それではこのA社でのお仕事内容なのですが…」
という質問が来た時に数えるの必死になって、質問にスッと答えられなかった。



一通りの説明が終わり、仕事紹介の話になった時
ずっと私に隠れて何やら打ち込んでいたノートPCをこちらに向けてきた。
そこにはエージェントのHPがあり、業種別に紹介案件が掲載されていた。
「それで、こちらなんですが…」
と彼が画面をスッと指で動かすと画面がスクロールした。

タッチパネル式PCである。
最新機種を使っています。
というアピールだろうか。
いや、そうではないだろうが。
しかし彼はやたら画面を触って表示を動かし操作を案内してくれる。
途中「ここをこうしてこうすると…案件が出てきますので、よかったらお試し下さい」
と言って、私に操作するよう求めてきた。
実は私はタッチパネル式の新しいPCを触ったことがない。
マウスエリアもキーボードもあるノートPCでなぜ画面を?触る?
と、思いつつ、「えっとぉ、ここ…ですよね…」と言いながら
おずおずと言われるがままに操作した。


なんだか恥ずかしかった。


悔しかったので、操作しながら

「はぁー、なるほどですねー」

と言ってやった。



余計自分が恥ずかしくなった。




営業職は向いてないので紹介してもらうのは絶対にやめておこう。
と心に誓った。







2013/05/14

無職の多彩な一日

目覚ましは毎日8時半にセットしている。
が、起きるのは10時過ぎ。

起きたらすぐにPCの電源を入れてYoutubeを起動しラジオ体操。
第一第二体操まで終えて、体重計に乗る。
ちっとも痩せていないことにイラっとする。

その後は録画してある朝ドラを見て、
遅い朝、早い昼ごはんを「八丁堀の7人」(再放送)を見ながら11時くらいに食べる。

今日は何も予定がない。
昼食後はメールチェック。
以前応募した求人の書類選考落ちメールが2件来ていること確認し、
少しへこんでベッドにうつぶせになる。
その姿勢のまましばらくぼーぜんとする。
「げんきーがでーなーいーーー」
などと独り言を言ったのち、おもむろにピアノの練習を始める。

前回のレッスンから新しい曲になったばかりでまったく弾けない。
このままではさらに落ち込みそうなので
以前練習した今ではスラスラ弾ける簡単な曲をやってみる。
「やればできる子」
と、また独り言を言って、一旦ピアノの練習をやめてまたPCに向かう。

大量に来ている転職サイトのメーリングリストにうんざりして
宝塚公式ページをチェック。
新しい情報が更新されているのを発見し、ヅカ友にメール。
仕事をしているはずのヅカ友から即レスがあり、
さらに返信。

その後いつのまにかインターネットでいろんなサイトを徘徊したり、
垂れ流しにしているiTunesからお気に入りの曲が流れてきたので踊ったり、
TVつけてみたり、つまらなくてすぐ消したり、またピアノの練習したり。

などとやっているうちにあっという間に夕方になるので
慌てて明日の面接に持っていく履歴書、職務経歴書を書き直して印刷。
志望動機になんと書けばいいか分からず苦しむ。


うだうだ苦しんでいると、年下の恋人から
「明日は定時の17時半に仕事が終わる予定だからごはん一緒に食べよう」
とメールがくる。
「いいよ、何時に待ち合わせる?」
と返事したら
「19時くらい?」
とレスがきたので
「なんでそんな遅いの?17時半に終わるんでしょ?」
という言葉と共に、相手の職場最寄り駅を17:45発の電車に乗った場合の
待ち合わせ駅到着時間検索結果を送る。

「ぱっと職場出られるか不安…じゃあ18時半」
となまっちょろい返事がきたので
「不安…じゃねぇ!やるんだよ!!!!仕方ない、18時半で手を打とう」
と返す。

さっきのメールはちょっと強引過ぎたかもしれないと反省し、

私、明日の面接14時半からなんですよね。
1時間かかったとしても15時半には終わるじゃないですか。
待ち合わせの時間までどこかで数時間つぶさないといけないんですよね。
だから出来るだけ早くにしたかったんです。

という旨のメールを相手に送る。

送った後に正直な気持ちではなく
「あなたに早く会いたいんだぴょん」
という感じに言っておけば良かったかもしれないと悔やむ。


陽が落ちたのを確認して散歩に出かける。
とりあえず歩いて行ける範囲内の本屋を2件はしご、
疲れたので途中でミスドに寄りオールドファッションとコーヒーで一休み。

ラーメン屋の誘惑と戦いながら家路につく。


ラーメン屋の誘惑には打ち勝ったものの、ビールの誘惑に勝てず。
オリジン弁当で買った惣菜とヅカ友に借りたDVDを肴にビールを飲む。




そうやって1日は終わっていく。






2012/09/03

真っ暗の草子


夏はあけぼの。
だんだん白くなっていく窓の外、鶏代わりの新聞配達の音を聞いて慌ててゲームのスイッチを切るのが良い。
今日もよく戦ったなぁ。と心地よい疲労感と共にベッドに潜り込むのが至福の時だ。
冬だと外が明るくなるのが遅いのでうっかりすると、うっかりしてしまう。


酒は夜。
昼間から飲むのもそれはそれで良いが、やはり一仕事終えてから飲むビールは格別だ。
気兼ねしない友人たちと、前もって約束していた訳でなく、なんとなく暇だったから集まった。くらいの会が特にいい。
お酒がなくても楽しく喋れるが、お酒が入った夜はTHE大人の遊び。という感じがして、歳を取るのも悪くないな、と思う。


青春は夕暮れ。
夕日の中照らされるカップルのシルエットほど心くすぐるものはない。
また、オレンジから紫に変わる途中の空を背負って
部活帰りらしい大きなバッグを持った男子学生たちが、買い食いなどをしてじゃれ合いながら帰る姿も
私の中の青春魂が揺さぶられる。
夕暮れというと何やら寂しい感じもするが、青春まっただ中の彼らがいると夕暮れも眩しいくらいだ。


男は勤めて。
スーツ姿が良い。黒縁メガネをかけていると、なお良い。
普段は私服で働いている人が、何か重要なお客さんに会えねばならないとかで
たまに着てくるスーツ姿も良い。
とにかくスーツが良い。お尻が小さいとなお良い。

2012/07/31

まちこん

職場の友人たちと話題の「まちこん」とやらに行ってきた。

まちこんは二人一組で申し込まねばならず、
私、伊庭ちゃん、同じグループの丸井ちゃん、隣のグループの土居さん、
かつて同じ部署で今は別の部署に異動になった、たかちゃんの5人
プラス丸井ちゃんの友人の6名、計3組で挑んだ。

丸井ちゃんと友人は別口で申し込んでいて、私たち4人は伊庭ちゃんがまとめて申し込みをしてくれた。
そのため、スタートとなるお店が丸井ちゃんたちだけ違う場所だった。
「まちこん」のルールは開催場所によって違うのかもしれないけれど、
私たちが参加したものは、1件目だけお店が決められていて、それ以降は「まちこん」指定のお店であればどこに行ってもいいものだった。

指定されたお店、1件目は焼肉屋だった。
14時スタートのことだったので13:45ころにお店に到着。
中を覗くと、男の人しかいない…。
入り口にいた「まちこん」スタッフの人に話しかけて、受付を済ませると「まちこん」参加の証のグリーンの紙製腕輪をくれた。
そして、スタッフに誘導されるがままにすでに男性のいる席へ着く。
私は伊庭ちゃんと組みで座った。

私たちの前に座っている人は二人とも整体師だった。
先輩後輩で参加している模様。
二人ともメガネをかけていて、体格が良い。


今日も真夏日で外が暑いが、さらにこの焼肉屋は本格炭火焼きということもあり、
店内は蒸し暑く、整体師の二人は汗だくだった。

そして、無口…

こちらから話しかければ答えてくれるが、なかなか向こうからの話題はない。
おかげで、相手の職場環境や酒癖などに詳しくなったが、肝心の名前も年齢も聞かないまま終わった。
ちなみにこちらも年齢も名前も言ってない。
聞かれてもいない。

いい人たちだとは、思う。

この会でこの人たちに誰かいい相手が見つかるといいなぁ。
と思いながら肉を焼き、私は生ビールを3杯も飲んだ。

たかちゃんと土居さんは隣の席だった。
後から聞いた話によると、そっちの男性はなんと20歳と23歳だったそうだ。
20歳の方は大学生。
土居さんは終始「かわいいなぁ、かわいいなぁ」と言っていて
最後の最後まで「あの子のアドレス聞いておけばよかった」と後悔していた。
付き合いたいとか恋愛対象ではなく、可愛がりたいのだそうだ。

私たち全員、1件目は何事もなく終わった。
誰一人としてアドレス交換などはしなかった。

ちなみに、厳しい時間制限などはないので(一応30分以上経ったらお店を変わるようにという案内はあったが、そこまでうるさく言われない)、気が合う人だったらずっと一緒にいても構わない。
だが、我々は30分過ぎたころ「じゃあ、次行きますか!」と言って整体師と別れた。


2件目は、伊庭ちゃんがお好み焼きが食べたい。と言ったのでお好み焼き屋に行った。
お好み焼屋では席は空いていたが、男性がいなかった。
私たちは席について、男性陣が来るのを待った。
今回は私とたかちゃん、伊庭ちゃんと土居さんペアにした。

しばらく待つとすぐに男性が来た。
私たちの所に来たのは出川哲朗に似た32歳郵便局員と、同じく32歳のハリセンボンの痩せてる方に似た人たちだった。

出川哲朗は
「いやいやいやいや、どうもどうもー」
とまるで芸人のように登場した。
そして挨拶もそこそこにマシンガントーク。
「1件目はどこでした?ぼくたちはカフェ的なお店だったんですけどねー
いや、なかなか良かったですよー。ただねぇ、お店にドアがないんですよ。
そして空調が効いてなくって暑い!あれで涼しければねー。ほんといいお店でしたよ。
ぼくね、実は今回で3回目のまちこんなんですよ。お二人ははじめて?
ああ、そうですか。でね、まあちょっとだけ先輩のぼくに言わせてもらうと、
大体まちこんてのは料理が美味しくないんですよ。ほんと!
どんな洒落たお店でもね、スナック菓子と出来合いの電子レンジでチンしたようなご飯が出て来ることが多いんです。
それに引き換え、今回はどこのお店も美味しそうですよね。
え?1件目焼肉?しかも炭火?そりゃすごい!そんなことなかなかないですよ。
それにしても女性てのは食べるのが好きですよね。
前に付き合ってた彼女がね、クリスマスに「夜景の見えるレストランに行きたい」って言って来たんですよ。だからぼく頑張って予約取りましたよ。
六本木のね、お店を。そういやお店の住所は六本木なのに、お店の名前は赤坂だったんですよ。そういうのわかりづらいですよねぇ。
あ、そうそう、それでとにかくそのお店に行ったんですけど、まあ高いわりにお腹は膨れないですよ。まあお肉は出て来ましたけどね。
まあ、そうやって頑張ってみたんですけど、その2日後に振られちゃったんですよ。
訳が分からないですよ。何かいけないことしたんでしょうね。
それにしても、そんなデートで高いお金払うならぼくは吉野家で十分ですよ。
夜景の見える吉野家ってないんですかね?あれば絶対行くんですけどね」




と、まあ、とにかく喋る、しゃべる。
今度は何も聞かずとも喋ってくれるので相手のことを必要以上に知ることが出来た。
どうやら彼は「まちこん」に参加することをライフワークのようにしているようだった。だからなのか、慣れている。
慣れている、ということは、その気がない場合の対処も慣れているということだ。
一方的に喋ってちょっと飲んで食べて、出川哲朗はサッといなくなった。
私たちは自分たちのことは一切話さず、聞かれず、終わった。
またもアドレス交換などはしなかった。

私は出川哲朗の話に笑いながらビールを2杯飲んだ。

伊庭ちゃん、土居さんペアの相手は40過ぎの男性二人だった。
思いのほか彼女たちは好かれたようでお店を出た後もなんとなしにその人達はついてきた。
その時によく見たら、片方はシャツをベルトにタックイン&ハイウエストで、さらに胸にはピースマーク?ヒッピーの人達が下げるようなペンダントをしていた。
その事を土居さんに伝えたら小声で「うん、わかってる…座ってる時は気がつかなかったけど、立って、ウエスト見たらタックインしてて驚いた。」と言ってきた。
ずっと後をついて来られるのも面倒なので適当に撒いて、今度はハイボールのお店に向かった。

お店について、中を覗くと、スタッフに満員なんですよー。と断られた。
悔しかったのでどれだけ混んでるのかと客を見ていたら手前のテーブルに丸井ちゃんがいた。
しかも男性と楽しそうに喋っていた。
店に入ることさえ出来なかった我々は次の店に向かいながら毒づいた。
「なんだよ、丸井ちゃんたのしそうにやってんなー」
「てか満席てなんですか、もっとみんな回りなさいよ」
などなど、暑いし、誰一人収穫ないし、ややグレ気味だった。



3件目は、さっきの店で「ここなら空いてます」と言われたフィリピン料理屋に行った。
そこも席は空いていたが、男性がいなかったのでまた待つ事になった。
今度は私、土居さんペアと伊庭ちゃん、たかちゃんペアに別れた。
また、そんなに待つ事もなく男性がやってきた。

今度は静岡で働いている30歳と、職業不明の30歳。
職業不明の30歳はちょっとギョロっとした目で、オドオドした感じだった。

何か言いたい事があるのかな?と思っていたら、
「あ、あのぉ…」
と切り出してきた。
「お二人のお名前と年齢を教えて頂けませんか?」
お!初めてまともにプロフィール聞かれた!
でも、これって年齢で何か差別されるんだろうか。
などドキドキしつつ自己紹介を終えたら、そのギョロ目の彼が
「あのぉ…いきないこんなこと聞くのもなんなんですけど、お二人はどういうつもりでこの会に参加されたんですか?」


え?
質問の意図が分からない。

面接?

土居さんと私は頭に?マークを連発しつつ、軽い感じで
「まあ、いい出会いがあればなーと思ってー」
と返事した。

するとギョロ目の彼は
「ああ、そうですか。
てことは真面目に恋愛するつもりも一応あるってことですね?」

は?うううーん。
なんだろ、怖い。

とりあえず
「ええ、まあ、いい人がいれば」
と返事したら

「ぼくは、あれです。真面目に婚活です」

と言ってきた。

あ、ああ、そうですかぁ…。

なんだろう。
私もそこまでふざけてるつもりもないけど、ここまで真面目に言われると…
重い…


土居さんは早々に見切りをつけて、
「んじゃそろそろ行く?」
と言った。

私はまたもアドレス交換などすることなくビールを1杯半飲んで終わった。



次はまたさっきのハイボールのお店にチャレンジすることにした。
行ってみたら一組だけすぐに入れるとのこと。
じゃんけんで先に入る二人を決めた。
勝ったのは私と伊庭ちゃんだった。
今度はすでに男性が座っている席に案内された。
そこにいたのは哀川翔のような36歳の男性と、その職場の後輩(というより手下のように見える)21歳の子だった。二人とも植木屋だそうだ。


チャラい…
今日一番チャラい…

ていうか、一日まちこんを回ってみて、このようなタイプの人はあまり見かけない。
何を思って参加することにしたのだろうか…

聞くと、この二人はまだこの店が2件目だそうだ。
女性ともそんなに話をしていないとのこと…

ほんとになんなの…
なにを目的で来てるの…


適当に社交辞令な会話を続けていたら土居さんから連絡。
「もうお店に入れそうもないし、終了時間も近いから二人で先に別のお店で飲んで来る」
とのこと。
私と伊庭ちゃんはじゃんけんに勝ってこの席に座っているのだがまるで罰ゲームのようだった。私も早く自由になりたい。
と思っていた。

話題は基本的に哀川翔が21歳の男の子をいじって「こいつ見た目こんなのに趣味とかねーの、音楽とかも全然きかねーし」とか「ちょっと前までこいつひげがすごかったんだよ、これでもずいぶんスッキリしたんだよな、な!」「そっすねー、もっと伸ばしてもいいかなって感じっすけどねー」などそんな感じ。

私は「へー、ああ、そうなんすかー、あはあは」
と適当に相槌を打ちながらハイボールを1杯飲んだ。

しばらくするとまちこん終了時間になり、「じゃあ帰りますか」と言ってお店を出ることにした。
帰り間際に哀川翔が「この後どーすんの?」と言って来たので馬鹿正直に
「他にもまちこんに参加してる子がいるので合流して反省会ですね」
と言ったら
「えー、それいいなー、おれも参加しちゃおっかなー」
と言って来たので
「あ、来ます?女ばっかで居場所ないかもですけど、良ければ」
と言いいながらサッと店を出て哀川翔を撒いて土居さんとたかちゃんが飲んでる店へ向った。



当初は「まちこん終わったあと、一応みんなで飲みに行くけど、もし誰かいい人が見つかったら無理に反省会に来なくてもいいよぉ」などとみんなで牽制しあっていたのだが
そんな心配など全く必要なく、全員問題なく反省会に参加した。

丸井ちゃんが一人とアドレス交換をしただけでそれ以外の人はなにもないまま、まちこんは終わった。

14時から17時まで3時間で喋った男性は8人。
飲んだお酒は7杯半。
会費は3500円。
なにもなかったにしてもかなりお得な気がする。




その後、やさぐれ恋愛発展途上の我々は女性だけで飲み直した。
いわゆる女子会というものに発展した。

ネタには事欠かない。
だって、今日一日一緒に戦って来た友同士だから。
すでにお酒も十分入っているし、お互いがお互いの心情をかなり吐露しまくった。



まちこんとは、濃厚な女子会のための時間をかけた前戯だ。
という結論を我々は得た。