2015/01/13

キッチンノイローゼ

東京生まれ埼玉育ちオリーブ少女はだいたい友達、そんな独身アラサーサブカル女子(笑)だった私はアラフォーになり、転勤族の夫と結婚し兼業主婦になり、新婚早々に別居婚になった。
たった1~2年の間に突然いろいろ変わった。

そして以前は恋だの愛だの萌えだの合コンだのアイドルだの宝塚だのわめいていたのが、すっかり興味が「生活」へと移っていった。
「生活」つまり、衣食住である。
誰しも衣食住には興味のあるところであろうが、私の最近の興味は「この冬流行のカラーを取り入れた一目おかれるファッション」でも「北欧風インテリアでくつろぎリビング」でも「ホームパーティーで褒められるメイン料理」でもなく、
「キッチンシンク周りの効率的な収納方法」や「押し入れをクローゼット風に使う方法」や「野菜を長持ちさせるコツ」などである。
はっきり言っておしゃれな悩みではない。主婦丸出しである。自分でも驚きである。人は環境によりここまで変われるのかと。そして実感した。衣食住とはとても大きな問題であり、これらが片付いていないと趣味への関心を向けることができないのだと。

さて、冒頭でも記載した通り、私は現在東京のとある会社に勤めているが、夫は昨年から関西に異動になり現在別居婚の真っ最中である。
そんなユニコーンも真っ青の大迷惑な人事異動であったが、金銭的にも体力的にも別居婚は大変だ。本当に大変だ。いや、ほんと、まじで。もし、友人が別居婚(離婚準備のものでない)をすることになったら全力で止める。やめた方がいい。

そういうわけで、別居婚の大変さが身に染みた私は会社を辞め、関西に引っ越しすることにした。
おかげで目下の悩みは新居での家具の配置、キッチンの収納などである。
現在の家はカウンターキッチンのいわゆる対面式キッチン。新居は壁側にキッチンが並んでいる壁付式キッチン。
毎日毎日新居の収納について考えている。はっきり言って、仕事中もずっと考えている。会議中もキッチンのことを考えている。資料作成中ももちろんキッチンのことを考えていて、隙あらば検索などもしている。それでも気が収まらないので、資料を作ってるふりしてパワーポイントで間取り図を作成したり、キッチンの棚の中をどう整理するか、図解して作成したりしている。

家に帰ってももちろんキッチンのことを考えている。熱意が暴走して今使っているキッチンの整理整頓や収納の創意工夫(どうでもいいが、キッチン周りの収納をいろいろ調べていると、まさに創意工夫としか言いようのない、素晴らしいアイデアがたくさんある。世に出ている売れ筋発明グッズの多くを主婦の方々が発案した。という話をたまに聞くが、ものすごく納得できる)をしたりしている。

つまり私は最近キッチンのことしか考えていない。
正しくはキッチンの収納のことしか考えていない。

助けてほしい。キッチンのことばっかり考えてしまうので、キッチンのことを考えないようにしたい。ああ、キッチン、悩ましい君。いつもそばにいて、頼りになる君。でもきちんと相手しないとすぐに汚れて見たくもない醜い姿になってしまう君。しかし、君なしには生きていけない。だから私は君のことばかり考えてしまうんだよ。いつもスマートできれいな君でいてほしいから。

まじ、ノイローゼになりそう。