2012/09/03

真っ暗の草子


夏はあけぼの。
だんだん白くなっていく窓の外、鶏代わりの新聞配達の音を聞いて慌ててゲームのスイッチを切るのが良い。
今日もよく戦ったなぁ。と心地よい疲労感と共にベッドに潜り込むのが至福の時だ。
冬だと外が明るくなるのが遅いのでうっかりすると、うっかりしてしまう。


酒は夜。
昼間から飲むのもそれはそれで良いが、やはり一仕事終えてから飲むビールは格別だ。
気兼ねしない友人たちと、前もって約束していた訳でなく、なんとなく暇だったから集まった。くらいの会が特にいい。
お酒がなくても楽しく喋れるが、お酒が入った夜はTHE大人の遊び。という感じがして、歳を取るのも悪くないな、と思う。


青春は夕暮れ。
夕日の中照らされるカップルのシルエットほど心くすぐるものはない。
また、オレンジから紫に変わる途中の空を背負って
部活帰りらしい大きなバッグを持った男子学生たちが、買い食いなどをしてじゃれ合いながら帰る姿も
私の中の青春魂が揺さぶられる。
夕暮れというと何やら寂しい感じもするが、青春まっただ中の彼らがいると夕暮れも眩しいくらいだ。


男は勤めて。
スーツ姿が良い。黒縁メガネをかけていると、なお良い。
普段は私服で働いている人が、何か重要なお客さんに会えねばならないとかで
たまに着てくるスーツ姿も良い。
とにかくスーツが良い。お尻が小さいとなお良い。

2012/07/31

まちこん

職場の友人たちと話題の「まちこん」とやらに行ってきた。

まちこんは二人一組で申し込まねばならず、
私、伊庭ちゃん、同じグループの丸井ちゃん、隣のグループの土居さん、
かつて同じ部署で今は別の部署に異動になった、たかちゃんの5人
プラス丸井ちゃんの友人の6名、計3組で挑んだ。

丸井ちゃんと友人は別口で申し込んでいて、私たち4人は伊庭ちゃんがまとめて申し込みをしてくれた。
そのため、スタートとなるお店が丸井ちゃんたちだけ違う場所だった。
「まちこん」のルールは開催場所によって違うのかもしれないけれど、
私たちが参加したものは、1件目だけお店が決められていて、それ以降は「まちこん」指定のお店であればどこに行ってもいいものだった。

指定されたお店、1件目は焼肉屋だった。
14時スタートのことだったので13:45ころにお店に到着。
中を覗くと、男の人しかいない…。
入り口にいた「まちこん」スタッフの人に話しかけて、受付を済ませると「まちこん」参加の証のグリーンの紙製腕輪をくれた。
そして、スタッフに誘導されるがままにすでに男性のいる席へ着く。
私は伊庭ちゃんと組みで座った。

私たちの前に座っている人は二人とも整体師だった。
先輩後輩で参加している模様。
二人ともメガネをかけていて、体格が良い。


今日も真夏日で外が暑いが、さらにこの焼肉屋は本格炭火焼きということもあり、
店内は蒸し暑く、整体師の二人は汗だくだった。

そして、無口…

こちらから話しかければ答えてくれるが、なかなか向こうからの話題はない。
おかげで、相手の職場環境や酒癖などに詳しくなったが、肝心の名前も年齢も聞かないまま終わった。
ちなみにこちらも年齢も名前も言ってない。
聞かれてもいない。

いい人たちだとは、思う。

この会でこの人たちに誰かいい相手が見つかるといいなぁ。
と思いながら肉を焼き、私は生ビールを3杯も飲んだ。

たかちゃんと土居さんは隣の席だった。
後から聞いた話によると、そっちの男性はなんと20歳と23歳だったそうだ。
20歳の方は大学生。
土居さんは終始「かわいいなぁ、かわいいなぁ」と言っていて
最後の最後まで「あの子のアドレス聞いておけばよかった」と後悔していた。
付き合いたいとか恋愛対象ではなく、可愛がりたいのだそうだ。

私たち全員、1件目は何事もなく終わった。
誰一人としてアドレス交換などはしなかった。

ちなみに、厳しい時間制限などはないので(一応30分以上経ったらお店を変わるようにという案内はあったが、そこまでうるさく言われない)、気が合う人だったらずっと一緒にいても構わない。
だが、我々は30分過ぎたころ「じゃあ、次行きますか!」と言って整体師と別れた。


2件目は、伊庭ちゃんがお好み焼きが食べたい。と言ったのでお好み焼き屋に行った。
お好み焼屋では席は空いていたが、男性がいなかった。
私たちは席について、男性陣が来るのを待った。
今回は私とたかちゃん、伊庭ちゃんと土居さんペアにした。

しばらく待つとすぐに男性が来た。
私たちの所に来たのは出川哲朗に似た32歳郵便局員と、同じく32歳のハリセンボンの痩せてる方に似た人たちだった。

出川哲朗は
「いやいやいやいや、どうもどうもー」
とまるで芸人のように登場した。
そして挨拶もそこそこにマシンガントーク。
「1件目はどこでした?ぼくたちはカフェ的なお店だったんですけどねー
いや、なかなか良かったですよー。ただねぇ、お店にドアがないんですよ。
そして空調が効いてなくって暑い!あれで涼しければねー。ほんといいお店でしたよ。
ぼくね、実は今回で3回目のまちこんなんですよ。お二人ははじめて?
ああ、そうですか。でね、まあちょっとだけ先輩のぼくに言わせてもらうと、
大体まちこんてのは料理が美味しくないんですよ。ほんと!
どんな洒落たお店でもね、スナック菓子と出来合いの電子レンジでチンしたようなご飯が出て来ることが多いんです。
それに引き換え、今回はどこのお店も美味しそうですよね。
え?1件目焼肉?しかも炭火?そりゃすごい!そんなことなかなかないですよ。
それにしても女性てのは食べるのが好きですよね。
前に付き合ってた彼女がね、クリスマスに「夜景の見えるレストランに行きたい」って言って来たんですよ。だからぼく頑張って予約取りましたよ。
六本木のね、お店を。そういやお店の住所は六本木なのに、お店の名前は赤坂だったんですよ。そういうのわかりづらいですよねぇ。
あ、そうそう、それでとにかくそのお店に行ったんですけど、まあ高いわりにお腹は膨れないですよ。まあお肉は出て来ましたけどね。
まあ、そうやって頑張ってみたんですけど、その2日後に振られちゃったんですよ。
訳が分からないですよ。何かいけないことしたんでしょうね。
それにしても、そんなデートで高いお金払うならぼくは吉野家で十分ですよ。
夜景の見える吉野家ってないんですかね?あれば絶対行くんですけどね」




と、まあ、とにかく喋る、しゃべる。
今度は何も聞かずとも喋ってくれるので相手のことを必要以上に知ることが出来た。
どうやら彼は「まちこん」に参加することをライフワークのようにしているようだった。だからなのか、慣れている。
慣れている、ということは、その気がない場合の対処も慣れているということだ。
一方的に喋ってちょっと飲んで食べて、出川哲朗はサッといなくなった。
私たちは自分たちのことは一切話さず、聞かれず、終わった。
またもアドレス交換などはしなかった。

私は出川哲朗の話に笑いながらビールを2杯飲んだ。

伊庭ちゃん、土居さんペアの相手は40過ぎの男性二人だった。
思いのほか彼女たちは好かれたようでお店を出た後もなんとなしにその人達はついてきた。
その時によく見たら、片方はシャツをベルトにタックイン&ハイウエストで、さらに胸にはピースマーク?ヒッピーの人達が下げるようなペンダントをしていた。
その事を土居さんに伝えたら小声で「うん、わかってる…座ってる時は気がつかなかったけど、立って、ウエスト見たらタックインしてて驚いた。」と言ってきた。
ずっと後をついて来られるのも面倒なので適当に撒いて、今度はハイボールのお店に向かった。

お店について、中を覗くと、スタッフに満員なんですよー。と断られた。
悔しかったのでどれだけ混んでるのかと客を見ていたら手前のテーブルに丸井ちゃんがいた。
しかも男性と楽しそうに喋っていた。
店に入ることさえ出来なかった我々は次の店に向かいながら毒づいた。
「なんだよ、丸井ちゃんたのしそうにやってんなー」
「てか満席てなんですか、もっとみんな回りなさいよ」
などなど、暑いし、誰一人収穫ないし、ややグレ気味だった。



3件目は、さっきの店で「ここなら空いてます」と言われたフィリピン料理屋に行った。
そこも席は空いていたが、男性がいなかったのでまた待つ事になった。
今度は私、土居さんペアと伊庭ちゃん、たかちゃんペアに別れた。
また、そんなに待つ事もなく男性がやってきた。

今度は静岡で働いている30歳と、職業不明の30歳。
職業不明の30歳はちょっとギョロっとした目で、オドオドした感じだった。

何か言いたい事があるのかな?と思っていたら、
「あ、あのぉ…」
と切り出してきた。
「お二人のお名前と年齢を教えて頂けませんか?」
お!初めてまともにプロフィール聞かれた!
でも、これって年齢で何か差別されるんだろうか。
などドキドキしつつ自己紹介を終えたら、そのギョロ目の彼が
「あのぉ…いきないこんなこと聞くのもなんなんですけど、お二人はどういうつもりでこの会に参加されたんですか?」


え?
質問の意図が分からない。

面接?

土居さんと私は頭に?マークを連発しつつ、軽い感じで
「まあ、いい出会いがあればなーと思ってー」
と返事した。

するとギョロ目の彼は
「ああ、そうですか。
てことは真面目に恋愛するつもりも一応あるってことですね?」

は?うううーん。
なんだろ、怖い。

とりあえず
「ええ、まあ、いい人がいれば」
と返事したら

「ぼくは、あれです。真面目に婚活です」

と言ってきた。

あ、ああ、そうですかぁ…。

なんだろう。
私もそこまでふざけてるつもりもないけど、ここまで真面目に言われると…
重い…


土居さんは早々に見切りをつけて、
「んじゃそろそろ行く?」
と言った。

私はまたもアドレス交換などすることなくビールを1杯半飲んで終わった。



次はまたさっきのハイボールのお店にチャレンジすることにした。
行ってみたら一組だけすぐに入れるとのこと。
じゃんけんで先に入る二人を決めた。
勝ったのは私と伊庭ちゃんだった。
今度はすでに男性が座っている席に案内された。
そこにいたのは哀川翔のような36歳の男性と、その職場の後輩(というより手下のように見える)21歳の子だった。二人とも植木屋だそうだ。


チャラい…
今日一番チャラい…

ていうか、一日まちこんを回ってみて、このようなタイプの人はあまり見かけない。
何を思って参加することにしたのだろうか…

聞くと、この二人はまだこの店が2件目だそうだ。
女性ともそんなに話をしていないとのこと…

ほんとになんなの…
なにを目的で来てるの…


適当に社交辞令な会話を続けていたら土居さんから連絡。
「もうお店に入れそうもないし、終了時間も近いから二人で先に別のお店で飲んで来る」
とのこと。
私と伊庭ちゃんはじゃんけんに勝ってこの席に座っているのだがまるで罰ゲームのようだった。私も早く自由になりたい。
と思っていた。

話題は基本的に哀川翔が21歳の男の子をいじって「こいつ見た目こんなのに趣味とかねーの、音楽とかも全然きかねーし」とか「ちょっと前までこいつひげがすごかったんだよ、これでもずいぶんスッキリしたんだよな、な!」「そっすねー、もっと伸ばしてもいいかなって感じっすけどねー」などそんな感じ。

私は「へー、ああ、そうなんすかー、あはあは」
と適当に相槌を打ちながらハイボールを1杯飲んだ。

しばらくするとまちこん終了時間になり、「じゃあ帰りますか」と言ってお店を出ることにした。
帰り間際に哀川翔が「この後どーすんの?」と言って来たので馬鹿正直に
「他にもまちこんに参加してる子がいるので合流して反省会ですね」
と言ったら
「えー、それいいなー、おれも参加しちゃおっかなー」
と言って来たので
「あ、来ます?女ばっかで居場所ないかもですけど、良ければ」
と言いいながらサッと店を出て哀川翔を撒いて土居さんとたかちゃんが飲んでる店へ向った。



当初は「まちこん終わったあと、一応みんなで飲みに行くけど、もし誰かいい人が見つかったら無理に反省会に来なくてもいいよぉ」などとみんなで牽制しあっていたのだが
そんな心配など全く必要なく、全員問題なく反省会に参加した。

丸井ちゃんが一人とアドレス交換をしただけでそれ以外の人はなにもないまま、まちこんは終わった。

14時から17時まで3時間で喋った男性は8人。
飲んだお酒は7杯半。
会費は3500円。
なにもなかったにしてもかなりお得な気がする。




その後、やさぐれ恋愛発展途上の我々は女性だけで飲み直した。
いわゆる女子会というものに発展した。

ネタには事欠かない。
だって、今日一日一緒に戦って来た友同士だから。
すでにお酒も十分入っているし、お互いがお互いの心情をかなり吐露しまくった。



まちこんとは、濃厚な女子会のための時間をかけた前戯だ。
という結論を我々は得た。



2012/07/22

泣いたりすることもあるけれど私は元気で飲んでいます

今週はいつになく飲み会が多かった。

まず、18日水曜日は私が今の会社に入った時に大変お世話になった西村さんの送別会だった。
送別会と言っても昔同じチームで一緒に働いていたメンバーだけの小さな飲み会だったので
集まったのは西村さん本人を入れて5人だった。
西村さん以外のメンバーは全員女子で、
西村さんは「女子アナの飲み会に参加したようだ」とホクホクしてくれた。

現在は部署がバラバラになってしまった子もいて、
久しぶりに会えたのが嬉しくて私は大層酔っ払った。
西村さんにあげたプレゼントをそのまま持って帰ってしまうほど、
会の最後にきちんとお金を払ったらしいが、その記憶もないほど、酔っ払った。

そんな嬉しい送別会の中、
詳細は書かないが、メンバーの一人から私はとても悲しい話を聞いてショックを受けた。
でもみんなと一緒にいるうちは笑っていなくては!と思い、なんとか場を乗り切った。
その代わり、みんなと別れて日比谷線で一人になった途端に号泣した。
泥酔していたのもあって、家に着くまでずっと泣いていた。
目の前に座った女の人が席を譲ってくれるほど泣いた。
自分でも不思議だけど涙が止まらなかった。


19日は起きたら昨晩の号泣のせいで目が恐ろしいほどに腫れ上がっていた。
我ながら鏡を見て「この人誰?」と思うほど顔が変わっていた。

私は出社する意欲をなくして
きちんと朝起きていたにも関わらず、会社に遅刻して行った。

甘えてんじゃねーよ。と思うかもしれませんけども、
顔がいつもと違うって、まじでやる気なくすんすよ。
アンパンマンだったらジャムおじに新しい顔焼いてもらえばいい話っすけど。

そういえば、アンパンマンの歌詞にこんなのがありますね。
「なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ!」
まあ、やだけど、やだけどさー分からないよね。
少なくとも33年生きてきても答えられませんよ。
てか、顔がふにゃっただけで変えられるやつに言われたかないですよ。
こちとらそう簡単に顔は変えられねーんだよ!!


と、まあ、そうやって、昨晩からの悲しみと、泥酔し電車で号泣した記憶と、
顔が大幅に変形している事実で私は猛烈に腐って、アンパンマンに八つ当たりなどをして遅刻した。
職場の人たちは私が昨晩、西村さんの送別会に行っていることを知っていたので
「昨晩相当飲んだんでしょう。もー仕方ないなー」と許してくれた。
なんてゆるい職場なんだ。
知ってたけど。


夜は、じゃんごちゃんとはなちゃんと日本橋のこ洒落たバーに行った。
夏だし、ビアガーデン女子会でも!
と思って川沿いのテラス席を予約していて、雰囲気はとても良かった
が、いかんせん寒すぎた。
昼間は最高気温35度!なんて言ってたくらい暑かったのに
今日に限って日が沈んだ途端に気温が下がった。
それなりにお酒と食事を楽しんだ後、東京駅近くの赤提灯系の居酒屋に移った。
そのお店に入った途端、3人揃って「落ち着くわー」と言った。
女子会らしく、恋と友達と美容の話をした。
その日は泣かずに帰れた。



21日土曜は、友人たちと上野のビアガーデンに行った。
集まった人数は13人ほどで、いちいち書くのが面倒なので名前は省略するが
半数はいつも一緒に飲んでいるメンバーだった。

途中、ケイコが
「知り合いのミネストローネ男子がFacebook投稿した内容が面白いから見てみろ」
と、自分の携帯でその投稿を見せてくれた。
みんなでそれを回し読みして、最後に私が
「ねえ、この投稿に『いいね!』ボタン押してもいい?」
と聞いたら、鬼のような剣幕で
「やめてぇーーーー!!!!!そんなことしたら絶交だよっ!!!!!!!」
と叫んだ。

絶交って……33歳の女が絶交って…。

小学生かよ…。

大爆笑した。

それにしても、彼女とはかれこれ17年くらいの付き合いになるが、
勝手に「いいね!」ボタンを押すだけで絶交される可能性があるなんて
Facebookはやっぱり怖いなぁ、と思った。


17時から20時過ぎまでビアガーデンで飲んだのち、
お店を出て、不忍池を一周した。
毎年この時期には不忍池周辺で骨董市がやっている。
みんなで骨董市をひやかして回った。
ひやかして回るだけの予定が、思わず烏天狗の鉄製のお面を買ってしまった。
価格は1000円だった。
お店の人に
「1000円て高くないですか?だって、これ、私以外誰も買いませんよ?」
と言ったけど値引きしてもらえなかった。
すごく悔しかった。
それにしても、なんで私、これを買ったんだろう。
好きだけど、天狗超好きだけど。
そこまでするほど欲しいものだったのか?疑念が湧く。
他の女性陣は可愛らしいビーズのバッグとか、革製のコロンとしたバッグとか買ってた。
私だけ天狗のお面を買った。


骨董市を一通り見て回った後、みんなで地元の居酒屋に行った。
そこでもさらに飲んで食べて喋って、0時くらいに解散した。

17時から24時まで、合計7時間飲んで食って過ごした。
通常の勤務時間とほぼ同じくらいの時間をずっと飲んで食って過ごしたことになる。
どうりで腹がはち切れそうな訳だぜ。

今日も泣かずに帰れた。






2012/07/16

暑さで頭がおかしくなっちゃうよ

相変わらず暑い。
関東では猛暑日だったそうだ。
だが、今日の私は「暑さ」ウェルカム!
なぜならエヌミとケイコとカキ氷を食べに行く約束をしているからだ。
本当は去年も行った地元の天然氷を使ったお店に行く予定だったが
調べたら月曜定休とのことで、断念。
働けよ!祝日だよ!客商売だよ!!
と、少し思ったけどオーライ。
去年から行きたかった浅草のフルーツパーラーゴトーへ行くことにした。


13時半にケイコの最寄駅で待ち合わせて浅草へ向かった。
エヌミは待ち合わせに現れた途端
「いやぁー、あちーねぇ、ほんと恐ろしいわー」
と言った。
暑い状況を「おそろしい」と表現する人初めて見た。
電車の中でも暑さについて話をした。


浅草駅に着いて店まで歩く十数分だけですでに溶けそうだった。
だが1年越しの念願のお店に行けるのでそれだけで暑さを乗り越えられる
訳がないだろ!暑いものは暑い。

やっとの思いでたどり着いたお店はちょうど人が出てきたところで待たずに入れた。
私は前々から決めていたスイカ氷、ケイコはアンズ氷、
エヌミとエヌミの3歳の息子はそれぞれスイカパフェとスイカ氷を頼んだ。
カキ氷でスイカって珍しくないっすか?私はスイカが好きなのでワクワクして待った。

スイカ氷は大きなガラス製のお皿に入ってきた。
真ん中に氷の山、周りには三角形に切られたスイカが4つ。
特に色のついてない氷の部分を食べてみる。正直、味はしないと思って食べた。
が!びっくり!真っ白な氷からきちんとスイカの味がする!!
ケイコのアンズ氷も真っ白の氷の上にアンズが乗っているだけに見える。
だが、食べるとしっかりアンズの味がする!魔法みたい!うふ♪
想像以上に美味しく満足した。今度来たら別の味を食べてみよう。

そうそう、スイカ氷はお皿に乗って出てくるので、スプーンと一緒にストローも渡される。
最後に液体だけになったらそのストローで飲むのだが、
それも美味!スイカジュースを飲んでいるようだった。


満足してお店を出たが、もうやる事がない。
特に行きたい所も、食べたいものもない。何より暑いからウロウロしたくない。
という意見が一致した我々はとりあえず亀十でどら焼きを買って、そのまま浅草を後にする事にした。
ケイコの最寄駅まで戻って1杯飲んで喋ったがもうこれと言ってやる事もないし帰ることにした。
解散した時間は17時過ぎだった。
まるで小学生のようだと思った。

帰りにスーパーに寄って夕飯の材料を買って帰った。
ついでにビールも買って帰った。
なんだか充実した一日を過ごせた気がした。(まだ一日終わってないけど)
なんていうんですか、きちんと生活してる。っていうかね。
こんなにいろいろ行ったりしたのにまだ明るいっていうね。
ていうか普段の私はゴミみたいな生活してますからね。


夕飯の後は普段のゴミの生活に戻った。
まず録画した「氷菓」を見た。かんや祭(文化祭)の話、2話目。
高校の文化祭て楽しいですよねぇ。ああ、また文化祭したいなぁ…
そういう考えの人多いんだろうなぁ。
だから「大人の文化祭」とか銘打ってイベントやっちゃたりするんだよね。
て!それは違うんですよ。私がやりたいのは大人の文化祭じゃなくて
高校生の時に体験したあの文化祭なんですよ。
どこが違うの?と思うでしょう。私は気がつきました。
大人の文化祭は知らない人たちがやってる、知らない人たちばかりが来るんです。
高校生の文化祭は知っている人たちがやってて、知ってる人たちが来るんです。
この違い、分かりますか?
高校生の文化祭は顔と名前は知ってるけど、喋った事のないあの先輩や
憧れの彼と喋るチャンスがあるんです。
それが大きな違いなのです。
大人になった私たちが本当に高校生の文化祭を体現しようとするならば
3年間数百名の規模の人たちと日々を過ごさないといけないわけです。
既にあるコミュニティの中で繰り広げられる祭りが高校生の文化祭。
だから今まで知らなかったあの人の別の一面が見えたりして好印象になったり反対なこともあったり、
ケンカしたり仲直りしたり、そうでしょ?ああ!もう、青春!
私、気になります!

まあ、そういうほんとゴミみたいな事を考えたり
録画した番組をサクサク消化するなどして楽しいナイトライフを過ごしていた。



TV視聴の合間にメールをチェックしたら、驚くべき通知があった。
なんと、、、
なんと、、、






なんと!
AKB東京ドーム公演の当選通知が!!!!

VIVA!VIVA!
文字通り小躍りして喜んだ(一人で)


そうして三連休最終日は喜びとと共に終わった。
ちなみに昨日はTIGER&BUNNYを1話から全部見返していたら一日が終わってた。



2012/07/15

ナンパ

梅雨も明けていないのに蒸し暑く
あまりの暑さで土曜だというのに朝8時に目が覚めてしまった。
早く起きなくてはいけない予定もないのに
休日に早く目が覚めてしまうのはなんだか損な気分だが
一回目が覚めてしまったら暑さで眠れなくなってしまった。
甘美な二度寝を楽しむことも出来ず、渋々起きて録画したパトレイバー劇場版を見ることにした。

いやぁ、しかしあれですね!
やっぱり後藤隊長は理想の上司ですね!
社会人になった今見るとどれだけいい男なのかよく分かりますよ!
まじ出来る男だわ!後藤隊長と付き合いたい!

と、テンションも上がって早起きしてしまった苦痛を忘れることができた。






今日は同じ部署の上司平入さんと別の部署の林田さんがやるdjイベントに
職場の伊庭ちゃんと一緒に行く約束をしていた。
約束は銀座に19時なので夕方くらいから適当に準備して出かけた。
銀座のバーでdjイベントってどうなの…おハイソサエティーな感じじゃないの?
とドキドキして行ったら、お店には主に林田さんの友達しかいなかった。
アラフォーの男性たちが楽しそうに踊ったり語らったりしていた。
私と伊庭ちゃんはアウェイだった。
着いた時はちょうど平入さんがdjをしている時だったので
店内に居場所もない私と伊庭ちゃんは最前列でお酒を飲みながら話をしていた。
そしたら突然知らない男の人に「ここっていつも来るんですかぁー?」声をかけられた。
「いや、来ないです。上司がdjをやっているので来ました。初めてです」
と返事をすると
「そうなんですかー、僕も初めてでー。なんか雰囲気全然分からなくってー
あ、良かったらあっちで僕の友人たちと一緒に飲みませんか?」
と言われた。
あ、これ、ナンパだ!と思ったが、上司がdjしてる目の前だし、ていうかそういうの求めてないし!
「あ、はあ、あはあは…」
みたいな感じで適当に相槌を打っていたら、私たちの雰囲気を察したのか
林田さんがなんとなく間に入って、自分の友人たちの中に入れてくれた。
その後は林田さんの友人とずっと喋っていた。
面白い人たちだった。

イベントの途中トイレ行列に並んでいたら、私の後ろに並んだ人が
偶然さっき私たちに声をかけてくれた人の仲間だった。
「さっき僕の友人にナンパされてましたよね?」
と言われて
「ああ、はあ、あはあは」
と、また曖昧な返事をしていたら
「差し支えなければ、なんであの後逃げちゃったのか教えてくれませんか?」
と言われた。
ええ?アンケート?ナンパに失敗した理由を女側に直接聞く?
なんなの?こんなの初めて!あたい!
「ええと…いや…まあ…なんていうか…あはあは…」
と答えにくい雰囲気を出してみたのだが通じず
「いや、あの、さっき声かけてたあいつ、ほんと口下手なやつで
なんか失礼なことしたのかな?って思ってー。」
と更につっこまれたので
「あー…上司の目の前でしたし…。失礼なことは何もされてないですけど、
いや、なんていうか、そういうの目的で来てるわけでもないですし…
今一緒にいる人たちも職場の関係の人たちですし…」
となぜか言い訳がましいことを言ったら。
「あーそうなんですかー」
と納得したのかしないのか分からない感じの返事がきた。

なんなんだろう。
もっと正直に
「えーー、ていうかーー、全然タイプじゃないしー
ナンパ?とかされても困るっていうかぁーー。
つーか、そういうことわざわざ聞く時点でまじありえないしぃー
モテないっしょー。ほんとないわーーー」
とか言ってやれば良かっただろうか。

分からん。
分からんが、いい印象はない。



時間が深まるにつれ、店内が人で溢れてきたので
林田さんと林田さんの友人たちと他のお店で飲み直すことにした。
平入さんに「お先に失礼します」と挨拶したら
「ナンパされてたでしょ」とニヤニヤしながら言ってきて、
私が口ごもってたら伊庭ちゃんが「されてないっすよ!」とハッキリ答えていたので
私も「されてないっすよ!」とかぶせた。
平入さんは不服そうに「えー、そうなのー?」と言っていてなんとなく私は罪悪感を覚えた。
でも伊庭ちゃんはあまりに堂々していたので
もしかしたらさっきのも素でナンパだと思ってない可能性もありえる。


2件目に入ってしばらくしたら、
かつて同じ部署で、今は異動して別の部署にいる谷口くんからメールがきた。
「ナンパされて飲みにきました、と」
と書かれていた。
ドキッとした。
あの店に谷口はいなかった。
どこで見ているんだ。
誰が見ているんだ。
伊庭ちゃんに谷口に今の状況をメールしたか、聞いたがしてないと言う。
「なんのはなしだ」
と返信すると
「きみのことですよ」
と返事がきた。
「なぜ知っている」
と返したら
「2ちゃんに書かれていた」
とくだらない返事がきてムカついたので
「明らかな嘘はいらない、なぜ知っている」
と送ったら
「平入さんのイベントがやっている向かいの飲み屋にいた」
と返事がきた。
ああ、世間は狭い。
休みの日なのに、なぜ同じ会社の人間がこんな近距離に集まるんだろう。
そしてなぜ私はナンパに乗った訳でもないのに罪悪感を覚えているんだろう。

「そうか、しかし、ナンパはされていないよ」
と返事したら
「ぼくはこれから人生をかける。さらば」
と返事がきたので多分女性と一緒にいるのだろうと思った。
そしたら余計腹が立った。



私の3連休初日はこんな風に終わった。
とにかくいろんな人に「ナンパされただろう」と言われた。
ナンパされた回数より「ナンパされてたでしょ」と言われた回数の方が多かった。

2012/07/10

ネコビアガーデン

仕事の後、ねこがいるビアガーデンに行った。








2012/06/30

追記:合コンでした会話


●血液型の話

Hさん「Tっておおざっぱに見えて、細かいよね~、何型だっけ?」
Tさん「おれ?A型だよ。ばっちりきっちりA型だよ」
Sさん「そうなんですか、なんかB型ぽいと思ってました」
Tさん「それどーゆー意味よ」
Aちゃん「B型ってちょっと変わり者て感じですよね~」
Tさん「なにそれ~、Aちゃんは何型?」
Aちゃん「私はO型ですー」
Tさん「Mちゃんは?」
Mちゃん「私はA型です」
Tさん「そーなんだー。で、まちこちゃんはO型ぽいよね」
私「よくそう言われます。が、O型ぽいA型です」
Hさん「あ、おれもA型!」
Sさん「おれもA型ですよ。Aちゃん以外全員A型ですね」
Hさん「そういや血液型で性格診断するのって日本人だけなんだよね」
Tさん「あー、よくそう言うよねー」
Hさん「血液型と性格の相違性なんて実はないんだよね」
私「まあ、でも血液型の話って便利ですよね。なんの共通項もない男女で集まった時のネタとしては。
こうやって一時的に盛り上がることもできますし。」

私以外「…ああ、うん…」

私(あ、あれ?なにこの空気…)




●女子会

Tさん「おれね、いつも不思議だったんだけど、『女子会』ってだいたい何話してるの?」
Aちゃん「うーーーん…なんの話だろ…改めて聞かれると難しいなぁ」
Sさん「おれはね、前々から想像してたんだけど、なんやかんや言って食べ物やファッションの話してるんじゃないの?」
私(うわ、Sさん夢見てるな…)
Tさん「いや、S、それはないだろ。だいたい自分の不幸の話をしてるんだよ、きっと」
私(Tさんするどい。というか、現実見過ぎだな)
私「ま、まあ、やっぱりよくするのは恋話ですかね。で、悩み事言うとだいたい「そんな男やめなよ~」と言われる。感じですかね」
Tさん「うわーー、おれ絶対そうやって言われてる気がする」
私「ですよ、ですよー。言われてるかもしれませんよー」
Sさん「えー、そうなの?食べ物の話とかしないの?」
私(Sさん食べ物の話押すなぁ。女性には食べ物の話をしていて欲しいんだな、きっと)
私「いや、食べ物の話もしますよ。すごく仲の良い子たちで集まるとそんな不幸自慢するほどネタもなくなりますしね」
Aちゃん「そうですねー。そこまで仲良くない同士の方が恋の話をするかもしれない。わかりやすい共通の話題がそれだしね」
Tさん「いや絶対男の話だよ。あーおれ絶対悪く言われてるよー」

私(なんでそんなに女子会で悪く言われてることを気にするのだろうか…。心当たりがあるってことか。ていうか!ここは女性の心理を聞く場じゃねーから!思い当たる節があるなら本人に聞けよ!)







●女子アナ
Sさん「女子アナっぽい子ているじゃないですか、かわいいなとは思うんですけど、すぐには好きになれないんですよね」
私「ああ、なんとなく裏があるような気がしますよね。でも男性ってそういうタイプ好きだと思うし、実際そういう子の方がいいと思いますけどね」
Tさん「まあ、でもそういう子って男の方でも分かるよ。「あ、こいつ絶対悪い女だな」って思うよ」
私「ああ、そうなんですか、みんな気が付かないままなのかと思ってました」
Tさん「いや、分かってるんだけど、「ああ、おれ、こいつに騙されるな」って思いながら離れられない。みたいなのあるよね」
私「はぁ…」
Tさん「そういう女と付き合いたいよねぇ…」

私(なんて反応すればいいのか分からない。こういう時、女子アナ系ならどうやって返すんだろう。正解が知りたい)



合コンとパーティー

朝起きたら喉が痛くて身体中だるかった。
やばい、今日は合コンにパーティーと予定が目白押しなのに、風邪引いたかも。と思った。
出かけなくてはいけない時間を逆算して、ギリギリまでダラダラしていた。
本当の本当にギリギリの時間までダラダラしていた。

待ち合わせは18時半に代々木上原の先方が指定してきたお店だった。
が、私は18時半に代々木上原駅に着く時間に家を出た。
さすがにギリギリまでダラダラしすぎた。

向かう途中、今回の合コンの男性側の幹事であるSさんからメールがきた。
「道に迷わなければ18時に僕はお店に着く予定です!
そちらはゆっくり来てくださって結構ですよ!」
と書いてあった。
ずいぶん早くお店に着くんだな。ていうか、ゆっくり来てください。とか言いつつ、
なんでわざわざ自分が早く着くことを連絡して来たんだろう。
と不思議に思ったので
「ずいぶん早くお店に着くんですねー。
私たちは18時半に代々木上原駅に着くので
申し訳ないですが、しばらくお待ちください!」
と返信した。

返信した後にも違和感が拭いきれず、過去のメールを読み返したら
約束の時間はそもそも18時半ではなく、18時だった。
「すみません…時間を18時と18時半間違えていました…申し訳ありません!」
とすぐメールした。すると
「大丈夫ですよー、僕の友達も遅れてるみたいなんで!」
と返ってきて安心した。
私はすでに、「時間を間違える」「お店に集合の時間に駅に着く」という2つの罪を犯している。
が、一つの大きな罪を告白し許してもらったことで自然と小さな罪が誤魔化せた。


代々木上原の駅でAちゃんと、Aちゃんの友達のMちゃんと合流しお店に向かった。
どうやらAちゃんにもMちゃんにも私は18時集合と伝えていたらしい。
即、謝った。

お店に着いたらちょうどSさんとSさんのお友達が店に入る所だった。
「遅れてすみません!」
と平謝りで声をかけたら
「僕たちも今ちょうど着いたとこなんですよー」
と男性陣が言ってくれたのでホッとした。


お店に入って飲み物を頼んでさっそく自己紹介した。
男性陣
Sさん;ケイコの職場の同僚で以前紹介されたミネストローネ男。34歳。幹事
Tさん;Sさんの飲み仲間、フリーのSE。35歳
Hさん;Tさんの友人。キャンドルアーティスト。35歳
女性陣
私;説明不要。33歳。幹事。
Aちゃん;3年ほど前の廃校に泊まろうというイベントで知り合って以来の友達。28歳。食品メーカー勤務。
Mちゃん;Aちゃんの友達。不動産関係の会社で事務の仕事をしている。28歳。

で、合コンは滞りなく進んだ。

途中、Tさんが
「おれ、最近FireBallっていうジャパニーズレゲエのバンドにハマってて、
今日もこの後そのライブに行く予定なんだよね。FireBallって知ってる?」
と聞いてきた。
「うーん…知らないです…」
と答えた。私はあまりそのジャンルに詳しくない。
ていうか!それ以前に、合コンの後にもう一つ予定を入れとくってどうなの?
もし盛り上がって二次会に行きましょう!ってことになったらどうするつもりだったの?
そもそも二次会なんて行く気最初からないっすよ。ってことなの?
と思った。
うわーーーー、なんか感じ悪ぅーーーーーー!!

だが、私も合コンの後、予定を入れていたので人のことは言えない。
つーか、この人(自分勝手さが)私と似てる…かも。と思った。

そのあとTさんはHさんに「ライブ一緒に行かない?」と言いつつ
「DJ KENTAROとDJ KRASHも今日のライブに出るんだよ。」
と言っていたので
「あ、DJ KENTAROとDJ KRASHなら知ってます」
と話しかけたら
「え?そうなの?マニアックなの知ってるね」
と言われた。
「マニアックなの知ってるね」ってセリフを相手に言う。ってことは
=「マニアックな音楽聞いてるんだよね~、オレ!」ってことにならないか?
と思ったがもちろん言わなかった。


今日のお店はTさんの友人Yさんが働いている和食屋で、お料理はYさんに全て任せてあるようだった。
次から次へと出てくるYさんの料理を食べつつみんなで「美味しいね~」
と言い合っていたらTさんが
「YとBBQに行くと、アウトドアとは思えない美味しい料理にありつけるんだよ」
と言ってきたので
「わーー、美味しい料理が出てくるBBQ行きたいですぅ~」
と1オクターブ声を高くして言った。
意識してそういう返事をした。それが正しい反応だと思って。
本心だよ。嘘じゃないよ。本当に行きたいよ。でも誘われなくてもなんとも思わないよ。


そうこうするうちに22時を回ったのでそろそろお開きということになった。
連絡先の交換は私とSさんがそれぞれ男性陣、女性陣の連絡先をまとめて送り合うことにした。
みんながダラダラしているようだったので、次の予定先に早く行きたい私はサッサと店を出て
外でみんなが出てくるのを待っていた。するとSさんが
「まちこちゃん!これ忘れてるよ!これはさすがにマズイんじゃない!?」
と言いながらお店から出てきて紙を渡してくれた。
それはHさんが終盤に配ってくれた名刺だった。
もらってテーブルの上に置いてそのまま忘れて出てきてしまったのだった。
Tさんにも苦笑されながら
「こりゃちょっと失礼だよね~。安心して。本人には言ってないから」
と言われて、お店の前で平謝りした。
あれ?デジャヴ?
平謝りで始まり平謝りで終わった合コンだった。
何はともあれ、私は最低だ。モテる訳がない。


その後途中までSさんと一緒だった。
電車の中でお互いの友人たちの連絡先を送りあった。
Tさんのアドレスデータを見たら、4つあるメールアドレスが全てGmailアカウントだった。
う、う、胡散臭えええええ。
あぶねーあぶねー、こういうタイプに引っかかりがちな私である。
用心しようと思った。
自分の方が最低な人間なくせにそう思った。


Sさんと別れて一人になった時、改めて
「もう合コンはやらなくていいな…」
と思った。
「これをやることになんの意味があるのだろう」
としみじみ感じた。




その後、よく行くバーの6周年記念パーティーに行った。
パーティーは大盛況で店内のあちこちに所狭しとお客さんがいた。
人ごみをかき分けてお酒をもらうためにバーカウンターに向かったら、トクちゃんがいた。
「よぉ」
と声をかけたら
「よぅ、合コンどうだった?」
と聞かれたので
「普通」
と答えた。
「普通ってことはないだろ、いいとか悪いとかあんだろ」
と言われたので
「すごくいい!とか、すごく悪い!なんて合コンは稀だよ。だいたいは普通なんだよ」
と返事して、お酒を受け取るためにカウンターの中に手を延ばした。
いつもは店員さんがいるスペースで、バーの常連さんたちが店員として働いていた。
カウンターの中を覗きつつ
「今日は常連さんたちが店員やってるんだね」
とトクちゃんに話しかけたが返事がなく、振り返ってみたらトクちゃんの姿はなかった。
私のセリフは独り言として薄暗い店内に投げ出されてた。
恥ずかしくて、トクちゃん死ねばいいのに。と思った。

お酒をもらってカウンターの反対側に向かったらケンジとケンジの友達がいて、挨拶と乾杯をした。
その近くには立石マスターのごっち、高校時代の元彼A、20代前半の時の元彼Nくんが
3人で喋っていたのでそっちにも軽く挨拶した。

元彼が多いと思うだろうか。
私は同じ友人グループの中に3人元彼がいる。元彼同士は友達同士である。
そのことをたまに人に言うと「うわー」という顔をされるが
それぞれ付き合っていた期間はまったくかぶっておらず(当たり前だ)
AともNくんとも別れてもう十何年も経つので今では問題なく友達同士でいる。
ちなみにもう一人同じグループ内の元彼はシュンである。


その男3人の横にエヌミとケイコと、ケイコの友達のトシがいたのでそっちの輪に入った。
案の定
「合コンどうだった?」
と聞かれたので
「フツー、フツー」
と答えた。そしたらトシが
「私もこの間、競輪選手と合コンしたんだよー」
と言ってきたので
「なにそれ!おもしろそう!」
と言ったら
「興味ある?今度行くー?」
と言われたので、食い気味に
「行く行く!」
と返事した。
舌の根も乾かぬうちに、とはこのことだ。
つい30分ほど前には「もう合コンなんて行かなくていい」と思っていたのに。
でもさ、競輪選手とプライベートで会うことなんてないじゃん!おもしろそうじゃん!

ケイコにSさんの話をしたかったが、店内がうるさいので諦めた。
今度じっくり話をしようと思った。

エヌミにこの間深夜に撮った「自分撮りしたら偶然小沢健二っぽくなった!」写真を見せたら
「ええ?全然似てない。何言ってんの?」
と心底嫌そうな顔で言われたので、ヤバいと思ってすぐにしまった。
その後、店内にいる女の子を見て「あの子、宝塚の花組の蘭寿とむさんに似てる~」
などとはしゃいでいたら、エヌミに
「そうやってなんでも宝塚で例えるのやめなよ!」
と言われて、ちょっと反省した。
どうやら今日はエヌミの機嫌を損ねることしか言えないっぽい。


しばらくしてNくんが「おれ、そろそろ帰るわ」と挨拶してきた。
私の家はNくんと同じ方向なので「あれ?終電?」と聞いたら「そうだよ」
と返事があったので一緒に帰ることにした。
結局パーティーには30分ほどしかいられなかった。

帰り道、Nくんと二人で久しぶりに長く喋った。
Nくんは今年の春にワーキングホリデー先のマンチェスターから帰ってきたばかりだ。
彼はピアノの調律師の仕事をしている。
戻ってきて以来、日本での仕事を探していると聞いていたが、仕事先が決まったとのことだった。
私も最近ピアノの教室に通い始めたので主にピアノの話をした。

駅から家までの道で一人、Nくんについて考えた。
Nくんがピアノの調律師を目指したのは私と別れた後だった。
だから私は彼がどんな経緯でどんな風に調律師になったのか知らない。
「調律師であるNくん」は私の知っている「元彼のNくん」とは全く別人な気がする。
それだけ時間が経ったのだ、と思った。


家に帰って「ああ、お礼メール送らなきゃ…」と思いつつ
何もせずに気絶するように眠った。

2012/06/28

玄米ご飯


なぜか今日は周りのみんな会議に行っていていなくて
ここぞとばかりに、残された塔子さんとあずにゃんと仕事しながらおしゃべり。

塔子さん(ニュース画面か何か見ながら)
「まちこちゃん!ガンダムホテルなんてのがあるわよ!」

「え?へ、へえ~、あぁ、私、そんなにガンダムハマってないんでそのニュース聞いてもなんとも…」

塔子さん
「あ、ガンダムは違うのね…。
それにしても、ホテルまでガンダムねぇ…。すごいわよねぇ…。そこまでやる?って感じ」

「今は、オタクしかお金を出さないんですよ。だから、ターゲットがそっちに移っていくんですよ」

塔子さん
「そうよねー!私、これまでずっと誰かを追いかけてきたわ~。
追いかけていないとダメなの。だからお金がどんどん出ていく…」

「私もそうですねー。どうやったらお金貯まるのか分からないです。
何かをしたり動いたりすると必ずお金って出ていきますよね!」

あずにゃん
「日経ウーマンとか読んでると、ここまでしないとお金って貯められないのか…。
って思いますよ。すごいんですよ。ほんとに。
基本的にみんなスポーツジムに通ってて大体休みの日はジムに行ってます。
ジムでシャワー浴びるから光熱費の節約にもなるし、会費といっても月1万前後で済むし、健康的だって。
そして毎日かかさずお弁当作って持って行ってるんですよ、会社に。
なんだかそういう人って、自己啓発本とかも好きそうですよね。」

それを聞いて塔子さんと私で
「あぁぁぁ~~~~」
と溜息ついた。

「そういう人たちって、だいたい玄米ご飯だよね。」
と私が言うと、

今度は塔子さんとあずにゃんが
「あぁぁぁ~~~~」
と溜息をついた。



そして
「自己啓発で思い出したんだけど…」
と塔子さんが話だした。 


宝塚好きの塔子さんはおととい会社を休んで観劇に行っていた。
そのまま劇場前のホテルに泊まって昨日は午後になって出社した。
そのホテルで朝食をとっていた時、隣の席の男女の話がすごかったと教えてくれた。

塔子さん
「あのね、どうやら出張か何かでそのホテルに泊まってるみたいなのよね。
カップルっていうよりは仕事仲間って感じで、二人共スーツだったし。
それでさー、もう早朝から…細かく言うと朝の720分から!
なんか自己啓発っぽい話をしてるのよ…お互い。しかもすごく前のめりな感じで!」

「うわーー、朝から自己啓発…。
そんな時間の私はゾンビ状態ですよ。」

塔子さん
「でしょー?私もそう!
それでね、女性のほうがね、『私、朝起きてすぐに絵を描きたいんですよ』って言い出してね。
え?って思ったわよ。男性も『なんで?』って聞いてたけどね。
どうやら朝起きてから出社するまでに絵を描く。っていうゆとりある朝を過ごしたい。ってことらいしんだけど」

「でたね、『ゆとりある朝』」

塔子さん
「そう、『ゆとりある朝』。
で、それ聞いた男の人が『じゃあ、そのやりたいことを実現させるために、「夢の実現ノート」に書いておこうよ!』
って言い出したのね。
もう、私、うわーーーうわーーーー、って思って…。
朝っぱらから隣でそんなんやられたら堪らないわよ…」

「それはパワー持ってかれますねー」

あずにゃん
「そういう人達もやっぱり玄米ご飯好きなんでしょうか…」

塔子さん
「そう!そういえば、その女性玄米ご飯食べてたわよ!!」

私、あずにゃん
「あああああああぁぁぁぁぁ~~~~~~」




自己啓発好き→玄米ご飯好き
であるという仮説が出来た。


ヒマだとOLは無駄な仮説をすぐ立てる。