2010/05/20

饅頭怖い



今日も残業だった。


大体火曜と水曜は残業。





夜も20時過ぎるとさすがに人が減ってくる。


私のチームは栄子さんと塔子さんと私しか残ってなかった。


そして、人数が減ってくると昼間はあまり話せない事もなんとなく話しやすくなる。


これを残業ハイタイムと呼ぶ。








その残業ハイタイムに栄子さんが意味深な感じで私に





「あのね…」





と切り出したてきた。





「今までずっと、言えなかったんだけどね…


この間の週末にまちこちゃん(私)旅行に行ってたでしょ?それでね…」








なに?なんなの?文句?


旅行に行ったの気にいらなかったの!?


すげえ、ドキドキするんですけども。








ごくりと息を飲んで





「な、なんですか?」





と聞き返す。


栄子さんはためらいながら続けた。





「こんな事言いたくないんだけど…


お土産のお饅頭、私、もらってない…」














えーーー!!、


まじっすか!?


それだけっすか!?














「うわー、すみません!


みんなに配ったつもりだったんですけど!


本当にすみませーん!」





と、謝った。


それは真実。


まさか、一人だけ配らないなんてしない!


うっかり配り忘れてしまったみたいだ。








すると、栄子さんは





「うん、いいの。いいの。


ワザとじゃないって分かってるから…」





と悲しそうに言ってきた。


実に気まずい。

















饅頭一つでこの気まずさ。


本当に、饅頭怖い。

















メモ:次回、どこかに行ったら栄子さんには二つお土産を買ってくる。